インドで開発する、光合成細菌、農業、環境、そして未来 - レオグリーンフード

光合成細菌,インド,農業,環境
未来を創る Leo Green Foods
 

光合成細菌と私達の仕事です

ガーベラ栽培

  ガーベラ栽培 良質のガーベラ
  この現場は、光合成細菌を使用しているインドの切花用ガーベラ栽培農家です。3日毎に菌の葉面散布と潅水用点滴チューブから土壌へ灌水を行っています。菌を使用してから、葉の色や状態が大変良くなりました。花弁一つずつの形とサイズが大変良いことと、その色合いがすごく良いのです。他の花栽培農家のガーベラに比べるとその違いが良く判ります。収穫後も花のもちが大変良く、市場出荷も楽に行えます。
  ただ、この農家の地下水には塩分が多く含まれていてEC値が大変高く、ガーベラの種類によっては生育障害を起こすものもあります。現在、光合成細菌を利用して、高いEC値による生育障害を取り除けるか研究中です。
  インドの花栽培産業ですが、同国政府が補助金制度などを設け奨励を行っている為、可也の数の栽培農家がいます。内陸部では、ガーベラ栽培、標高の高い場所では、 バラ、カーネーション、菊などが栽培されています。バラはヨーロッパ輸出向けに栽培されていましたが、近年ケニア、エチオピアなどのアフリカ産のものが市場を占めるようになり、 現在はその殆どが国内向けに栽培されています。

バニラ栽培

バニラビーンズ バニラ栽培農家
  この写真は、南インドで光合成細菌を使用してのバニラ栽培の様子です。アイスクリームやケーキ作りや色々な料理に使用されるバニラエッセンスは本来この自然バニラの抽出オイルでした。しかし自然のバニラエッセンスは1トンのバニラから100cc位しか採れず大変コストが高い為 現在のように低価格な人工的に合成されたバニラエッセンスが広く使用されるようになりました。
  バニラはラン科の植物で、温度と湿度が高い熱帯地方で育ちます。マダカスカル、インドネシア、中南米、インドで盛んに栽培されています。
  インドでのバニラ栽培ですが、英国植民地時代の約200年前に英国人によって南インドに持ち込まれて育てられるようになり、英国で酒造するスコッチウイスキーの香りを高める材料として重宝がられたものです。しかし、人工バニラエッセンスの開発などでその需要も無くなり、細々と栽培が行われていたのですが、約8年前に世界保健機構(WHO)の報告で人工バニラエッセンスには発癌物質が含まれていう情報があり、世界的に自然バニラの需要が突然高まったのです。一時は供給が追い付かず値段が高騰し、金と同等の価値を持つまでになったほどです。しかし、農業も貨幣経済の一部です。バニラ景気を知り多くの南インドの農家がバニラ栽培を始めた為、その供給が需要を上回てしまった時点で、金と同等の値段を持っていたバニラの値段が市場で大暴落しました。
 現在ではブームは去ったものも、自然バニラを好む愛好家が世界中に多く現れ、ある程度の需要までは回復しています。

インド製シュレッダー機(堆肥用)

シュレッダー機 シュレッダー機稼動中
  この写真は、インド製のシュレッダー機をテスト使用した時のものです。
  下の写真の左側に立っている人物が設計製造しました。本人は都市菜園や有機農業を深く愛する人物で、 これまで10年以上に亘りインド社会での堆肥作りの啓蒙運動を広げてきました。そしてついにはこのようなシュレッダー機まで設計製造するようになった経緯があります。
シュレッダー機設計者 粉砕された有機物
  堆肥作りに使用する有機材料を粉砕して小さく柔らかくすれば、堆肥化のスピードが大変速くなります。丁度人間の消化組織と一緒です。昔から食べ物は良く噛んで食べると胃や腸での消化に大変良いと言われてきました。堆肥にする有機物も、シュレッダー機で粉砕して小さく柔らかくすることで微生物の消化が早くなり、良質の堆肥が短期間で作れます。
  ここでは堆肥の水分調整として水と光合成細菌と卵を混ぜてタップリと散布しました。光合成細菌だけでも放線菌が増えますが、卵を入れるとそれ以上に増えて堆肥が放線菌の塊のようになります。次回は石灰の使用も計画しています。石灰は強アルカリ性です。堆肥作りの初期に少量使用することでpHを少し高めにしてバチルス菌や放線菌にもっとも適した環境を作る事ができます。
  卵ですが、インドでも鳥インフルエンザの影響でその消費が落ち込み、養鶏農家の死活問題となっています。しかし、値段も大変安くなったので、放線菌の多い良質な堆肥を作る為にも、それから養鶏農家を支える為にも、どんどん卵を使用して頂きたいと思います。
  このインド製のシュレッダー機ですが、第二次世界大戦のソ連戦車みたいに大変シンプルな外見に見え作業開始までは大変心配しましたが、実際の粉砕作業は問題なく行ってくれました。詰まりなどの問題も起きず、1馬力の電動モーターの力とユニークな形状の刃で、投入する剪定枝を次から次へと粉砕してくれます。そして本人の説明では、この機械の一番の特徴は、小石が入っても問題なく出口まですり抜ける構造だそうです。実際の作業でも、投入する有機物の中に多くの小石が入っていましたが、シュレッダー内の壁に小石がぶつかる金属音はあるものの、本人の言うとおり石が難なく出口から出てきました。

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